ケイトウ 花の美しさから観賞用の園芸品種として品種改良。花持ちがよいのも特徴。

花の美しさから観賞用の園芸品種として品種改良「ケイトウ」

ケイトウ(鶏頭)は、夏の代表的な草花としてこの時期に見かけることも多く、古くから親しまれている花です。

ケイトウの原産地は、熱帯アジアやインドで、アジアやアフリカ、アメリカに広く分布します。日本では一年草扱いで、日本全土に分布しています。

ケイトウの花名の由来は、鶏のトサカのように真っ赤な花を咲かせているからと言われていますが、ケイトウの別名には韓藍(カラアイ)、鶏冠花(ケイカンカ)などがあります。ケイトウは、日本へは8世紀頃に中国や朝鮮半島を経由して入ってきたと言われており、万葉集の中でも歌が詠まれています。

ケイトウは、アフリカや東南アジアでは主に葉や花は食用に使われていましたが、その花の美しさから観賞用の園芸品種として品種改良がされてきました。

花持ちがよいのも特徴「ケイトウ」

ケイトウの開花時期は6月から11月で、開花している時期が長いのが特徴ですが、 ケイトウの花の一番の見頃は、8月~9月です。

ケイトウの花色は黄色、赤、オレンジ、紅紫などがありますが、ケイトウの花は花持ちがよいのも特徴です。

ケイトウの草丈は品種によって大きく異なり、小さいものだと15cm程度で、大きなものになると1.5mほどになる種類があります。

ケイトウは、夏の暑さにも負けずに長く見頃を楽しめるので、仏花として利用されたりドライフラワーにすることも多い花です。

5つのの系統に分けられる「ケイトウ」

ケイトウは花の姿や性質の違いで、大きく「クリスタータ・トサカ系」、「クルメ(久留米)ゲイトウ系」、「羽毛ゲイトウ系(プルモーサ系)」、「ヤリゲイトウ系(キルドシー系)」、「ノゲイトウ系」の5つのの系統に分けられます。

「クリスタータ・トサカ系」は、トサカのような形の花を持つ種類のケイトウで、よく花壇に植えられている品種ですが、個体差が大きく花の形状もさまざまです。「クルメゲイトウ系」は品種改良によって新たに開発された比較的新しい種類のケイトウで、トサカ状の花が球状になって、花が重なるようにして咲くタイプです。

「羽毛ゲイトウ系」は、ふさふさした円錐形の柔らかな花穂が特徴のケイトウで、花は長いものから短いものまであります。「ヤリゲイトウ系」は羽毛のような花穂が玉状に固まって咲く種類のケイトウです。

「ノゲイトウ系」は花が細長い円錐形になっていて、トサカの形にはならない種類です。株からは数本に枝分かれするものが多く、その分たくさんの花を咲かせてます。なお、「ハゲイトウ」や「ヒモゲイトウ」は、ケイトウとは別属の植物です。