ススキ 秋の七草のひとつで、地上部が枯れると風情がある。日本文化の中で重要な植物。

日本文化の中で重要な植物「ススキ」

ススキ(薄)は、平地からやや高い山までの、高原、草原、道端、空き地に広く見られます。ススキの原産地は中国など東アジアとされ、朝鮮半島、中国、台湾、マレーシアなどに分布しています。

ススキの名は「すくすく育つ」という意味に由来していると言われており、ススキの別名「尾花(おばな)」は、ススキの穂の形状が動物の尾に似ているところから付いた名だと言われています。「萱(かや)」または「茅(かや)」はススキの昔の呼び名です。

かつてススキは茅葺屋根(かやぶきやね)をふく材料としても重要であり、人里近くには必ず萱場(かやば)と呼ばれるススキを採集するための場所がありました。

ススキは秋を象徴する植物として日本文化の中で重要な植物であり、十五夜の飾りや花鳥画、蒔絵などの秋草紋様、ススキミミズクなどの郷土玩具などに見られます。

地上部が枯れると風情がある「ススキ」

ススキの開花時期は8月~10月で、花の色には白 、赤 、緑があります。

ススキの穂は長さ15cmほどで、穂の銀色に光る毛は芒(のぎ)と呼ばれる部分です。これが風に乗って種子が飛んでいきます。

ススキの葉は根際や茎からたくさん出て、縁には鋭い鉤状のぎざぎざ(鋸歯)があります。

ススキは多数の茎が群がって大きな株となり、頑丈な根を多数周囲に伸ばしますが、冬は地上部が枯れて風情ある「枯れススキ」となります。

秋の七草のひとつ「ススキ」

秋の七草のひとつでもあるススキの代表的な種類には、「タカノハススキ」、「イトススキ」、「シマススキ」、「クライン・シルバースパイン」がありますが、「西洋ススキ」と呼ばれることもある「パンパスグラス」とは別種です。

タカノハススキは葉に薄黄色の斑が横縞のように入るススキで、「Zebra grass(ゼブラグラス)」という英名もあります。草丈が2mくらいまで大きくなります。

イトススキは葉が通常のススキよりも細く、草丈は1m程度にしかならないため育てやすい品種で、シマススキは葉に縦の白斑が入るタイプのススキです。

クライン・シルバースパインはオランダで改良された品種です。穂が美しく大きく生長しますが、冬になっても枯れた状態で地上部が残ります。

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