チューリップ 育てやすく種類もたくさんある。花形と草姿などによっても分類。

ターバンを意味する「チューリップ」

チューリップは地中海沿岸から中央アジアにかけて分布する球根植物です。

チューリップはこれまでに数えられないほどの品種が誕生し、現在国際的に登録されているチューリップの品種数は、数千品種に及び、毎年新しい品種が増えています。

チューリップの名前の由来は、トルコでターバンを意味する「ツルバン」からきています。

これは16世紀にトルコ駐在の神聖ローマ帝国大使がチューリップを見て、花の名前を現地のトルコ人に訊ねたとき、そのトルコ人は花の形のことを聞いているのだと勘違いして「ツルバン」と答えたのが始まりだといわれています。

育てやすく種類もたくさんある「チューリップ」

チューリップは鉢やコンテナ、水栽培に花壇、切り花と用途が広く色々と楽しめます。

1品種のチューリップの球根を鉢植えに植え付ける時は、それほど丈を気にしなくてもよいのですが、花壇などの庭にチューリップを植える場合は、それぞれのチューリップの花丈を知った上で、他の草花の花丈とのバランスがよい場所に植え付けると、それぞれが開花した時にバランスの良い植栽になります。

チューリップの開花期間は1週間~2週間と短めなので、他の草花との組み合わせによって、絶え間なく花を楽しめる空間を作ることができます。

チューリップは育てやすく種類もたくさんあるので、昔から人気の高い植物の一つです。

花形と草姿などによっても分類「チューリップ」

チューリップの品種は、開花時期の早生種(3月下旬~4月中旬)、中生種(4月中旬~4月下旬)、晩生種(4月下旬~5月上旬)、そして原種(野生種)の4つに大別され、さらに花形と草姿などによっても分類されています。

チューリップの花の色は赤、白、黄色をはじめ、ピンク、紫、複色などがあります。

また、チューリップの花の形も、一重咲き、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなどいろいろな咲き方があります。

チューリップの花丈に関しても、丈の短いチューリップは20~30cmくらいで切り花よりは花壇に植えるのに適している品種、一般的な丈のチューリップは40~50cmで切り花にも向く品種、丈があるチューリップは50~60cmで晩生種の品種に多い丈です。

税務歳時記更新中