ツルレイシ グリーンカーテンとしても用いられ、雄花と雌花がある。品種が多種多様。

グリーンカーテンとしても用いられる「ツルレイシ」

ツルレイシ(蔓茘枝)はウリ科ツルレイシ属の一年草で、蔓性の植物です。ツルレイシは別名「ニガウリ(苦瓜)」とも呼ばれています。

ツルレイシはインドを中心とした熱帯アジア、及びアフリカが原産だと考えられており、主にインドやバングラディシュ、東南アジア諸国で食べられている野菜です。フィリピンでは「アンパラヤ」と呼ばれています。

ツルレイシの名前は無数の細かいイボに覆われた果実の外観と、完熟すると仮種皮が甘くなるという2つの形質が果物の「レイシ(ライチ)」に似ていることに由来します。

ツルレイシは病気や暑さに強く、路地植えか鉢植えにして日よけの「グリーンカーテン」としても用いられています。

雄花と雌花がある「ツルレイシ」

ツルレイシの収穫時期は7~9月ですが、開花時期は5~9月です。

ツルレイシの花は黄色の5花弁で、雄花と雌花があります。果実となる雌花は「キュウリ」と同じく開花前に子房が太く伸び始めるので雄花との区別が明瞭で、雄花は花弁の開き方が大きく葯のところが黄色です。

ツルレイシの果実の形には紡錘形や円筒形、卵形などがあり、長さでは10cm程度から30cm以上のものがあります。

ツルレイシの完熟した種子の表面を覆う仮種皮は赤くゼリー状となって甘くなりますが、未成熟な果実と比較すると栄養価が下がります。

品種が多種多様「ツルレイシ」

ツルレイシは細長い品種や太い品種、白い品種など多種多様です。

細長い品種は九州産で苦みが最も強く、「ニガゴリ」または「ニガゴイ」、「長レイシ」と呼ばれています。ニガゴリは九州地方では盛んに栽培され、食用にされてきました。

太い品種は沖縄県産で苦みが穏やかな傾向があり、沖縄の方言で「ゴーヤー」と呼ばれています。ゴーヤーは独特の苦みを活かした沖縄の炒め物料理「ゴーヤーチャンプルー」に欠かせない野菜で、夏の食欲増進に役立ちます。

白い品種は「白レイシ」または「白ゴーヤ」と呼ばれ苦味がほとんど無く、サラダに最も向いています。ツルレイシは天ぷらや和え物などさまざまに使われますが、多く含まれるビタミンCが炒めても壊れにくい特徴があります。

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