アフェランドラ 鮮やかな黄色の苞と花をつけ、明るい場所でなくても育つ。
明るい場所でなくても育つ「アフェランドラ」
アフェランドラは、キツネノマゴ科アフェランドラ属に属する常緑多年草です。
アフェランドラは熱帯アメリカ原産の植物ですが、原種は広葉小低木で高さが2mほどに成長します。
アフェランドラの名前は「apheles(単生)」と「aner(雄)」の2語からなり、雄しべの葯(やく)が1室であることに由来します。
アフェランドラは乾燥にも強く、それほど明るい場所でなくても育てることができます。
鮮やかな黄色の苞と花をつける「アフェランドラ」
アフェランドラの開花時期は 、1月~7月です。アフェランドラは株の頂部に鮮やかな黄色の苞と花をつけます。
アフェランドラの花は横から長く伸びている部分で寿命は短いですが、苞は花を包む葉なので1か月以上鑑賞することができます。
アフェランドラの園芸品種「アフェランドラ・スクアロサ・ダニア」は、濃緑色の葉の葉脈に沿って白色の筋が美しく入り「ゼブラプラント」とも呼ばれます。
日本ではアフェランドラ・スクアロサ・ダニアが、一般的に観葉植物として出回っています。アフェランドラ・スクアロサ・ダニアは、インテリアグリーンとして愛されています。
クリスマスの観葉植物としても用いられる品種もある「アフェランドラ」
アフェランドラ属は175種ほどありますが、代表的な品種にはアフェランドラ・スクアロサ・ダニアのほか「アフェランドラ・アウランティアカ」や「アフェランドラ・スクアロサ・シルバー・クラウド」、「アフェランドラ・ホワイトウォッシュ」があります。
アフェランドラ・アウランティアカは、灰緑色の葉に緋赤色の花が咲く常緑低木です。アフェランドラ・アウランティアカの開花期は冬から春で、下葉が落ちやすいという特徴があります。
アフェランドラ・スクアロサ・シルバー・クラウドは、葉に銀白色の斑が大きく入ります。アフェランドラ・スクアロサ・シルバー・クラウドの花は黄色ですが花つきが良くなく、花を咲かせるのが難しい品種です。
アフェランドラ・ホワイトウォッシュは、成熟するにつれゼブラ柄の白い葉脈がくっきり現れる美しい品種です。アフェランドラ・ホワイトウォッシュは白と緑のクリスマスカラーであることから、クリスマスの観葉植物としても用いられます。

